2020年はほぼ在宅でずっと家から仕事をしていた。 家で仕事をするのはとても快適だったけど、仕事が趣味みたいなところがあるので無限に残業してしまうのが良くないという感想。 プライベートだとコードを書くにも種がなかったりするので、適度にコーディング以外のことをやるのだけれど、仕事があるとずーっとやってしまう。
という背景もあり、例年よりはプライベート活動が少なかった。 OSSに投げたPRは以下。
- googleapis/google-cloud-go
- SpannerのReadWriteTransaction中にpanicを起こすとセッションがリークする問題の修正
- aws/eks-charts
- googleforgames/agones
- helmのvalues.yamlでannotations/resourcesをつけるための修正
- Prometheus/Grafanaの更新
- Allocatorのログレベルを変更するための修正
- pingcap/tidb-operator
- helm chartが壊れていたので修正
- actions/toolkit
- GitHub Actionsのメタ情報の追加(job, runNumber, runId)
- matrix jobの場合にjobを一意に特定する情報がなかったのが辛かった
- GitHub Actionsのメタ情報の追加(job, runNumber, runId)
- GoogleCloudPlatform/k8s-node-termination-handler
- ノードを削除する際にslack通知する機能の追加
- ノード削除時に変なアラートが出ないか因果関係を確認する用に欲しかったので投げてみたら通った
- ノードを削除する際にslack通知する機能の追加
あんまりプライベートに時間を当ててなかった割には色々投げれたほうがかなぁと思っている。
自分のOSSプロダクトは地道にaction-slackの改善を行ってきた。 この前のリリースでちょうど今年20回目のリリースになり、v2.6.0からv3.8.1まで更新された。 来たPRで大変助かったものもあり、地道ながら成長させ続けられているので嬉しい。 GitHub Actionsはとにかくテストが書きにくいのでそのあたりが改善してほしいところ。
今年は家にいた比率がとても高かったけど、仕事以外で最も影響を与えたのは勉強会だったなと思う。 自分は勉強するときは一人で満足なタイプなので、主に地元の勉強会に参加するときは勉強会そのものというよりは人と話して新しい観点をもらう、というところがメインだった。 登壇内容が純粋に気になって参加するケースもあるけど、結局発表を見ると色々な疑問が出てくるのでその場で質問することのハードルが高くなったオンライン勉強会はあまり参加していなかった。 地元だとKyoto.rbに参加したときにみんなでトークテーマを考えてその話題について話すという体験をしたことがあり、その手の勉強会は自分が楽しく参加できるなぁと思った記憶がある。*1 とはいえなんだかんだオンライン勉強会の利点も受けていて本気で気になるけど地理的にちょっとなーと思うセッションも気軽に見れるようになったのでトータルのPros/Consはあんまり変わってないかもしれない。
在宅で働くという観点で言うと、トータル良かったけど在宅ならではだなと思う問題もあった。 やることが明確で後はやるだけ(コードを書くだけ)、みたいな状態では在宅のほうが圧倒的にパフォーマンスが良い。 あとはインフラ検証で無駄に時間が溶ける系も残業をしやすくなってるので相性が良かった(?)。 逆に言うと大枠は決まってるんだけど細かいコーナーケースが色々出てきて口頭とかで詳細な認識合わせをした後に進めるような仕事はやりにくい。 やりにくくなっている理由は口頭で気軽にちょっと話しかける、というハードルが上がっているからだと思う。 元々自分はそんなに口頭で話しかけるのが得意なタイプでもないので、わざわざテキストではなくボイスチャットが必要なので、と切り出すのに心理的ハードルがあった。 個人の感覚としてはみんな在宅で口頭で喋る機会が減ってるんだからあまり気にせず誘えばいいんじゃない、と思いつつも口頭で話すほどじゃないかな、みたいな心理と揺れている状態。 ある程度の在宅期間を経て気持ちの整理としては「必要があればあまり気にせず声をかける」になってきたけど、元々人の時間を使うのが苦手なので徐々に慣れていきたいところ。
あとは今回の件でITエンジニアは在宅になった人がかなり増えたと思うので、今後のITエンジニア業界は在宅があってかつ魅力的なところにどんどん人気が出るのかもしれない。 自分は会社で働くということに対しては大きくネガティブな要素はない*2けれど、出勤するためにかかる時間に対してはかなりネガティブに思っているので、今は在宅は魅力的だなと思う。*3 ただ最終的に家庭を持つと色々メリハリを付けることが難しくなると思うので、逆に出社したいと思うようになるかもしれない。
あと今年買った印象深いものたち。
- 昇降デスク(マーフィー2 120 DBR)
- この前に奥行きが浅い机を使っていて、手首が空中に浮いてる形で作業していたら異常に肩が凝ったので購入を決意
- 高さが変えれるのはおまけ程度だったけど後々響いてくる。いろんな状況に対応できるので良かった
- ワークチェア(ジオーネ BK)
- 在宅用に買ったと言うより在宅が始まる直前に椅子が壊れたので買った
- アーロンチェアとかも検討したけど、座った感じでそこまで響かなかったのでお手頃なやつを
- 強いて言うならレッグレストがあるやつを買えばよかった
- mac mini(Intel)
- mac miniスタンド
- 購入したmac miniのためにスタンドを買った
- 机が広くなるので良い
- Magic Mouse2
- iPhone 12 mini
- iPhone 11 Proを使っていたけど、やはりでかかった
- 12 miniを使って軽さや指が届くことに猛烈に感動した
- 夜景がきれいに取れる携帯であればサイズは小さいままで良かったんだ…
- スマホスタンド
- 机の上にあると通知が来た瞬間FaceIDでロック解除して通知内容が読めて便利
- タブレット アーム スタンド スマホ
- 寝室で寝転がりながら動画を見れるようになって快適になった
- 寝る前に夜ふかしをするようになってしまった原因の一つ
- Fitbit Sense
- ある日突然Verse2が再起動ループになってしまったので次の日にSenseを購入した
- その後サポートに問い合わせたら新しいVerse2を送ってもらえたが未だに開けていない*4
- Windowsデスクトップ
- ロジクール アドバンスド ワイヤレスマウス MX Master 3
- 良いマウスと聞いて買ったが、思ったよりは良くなかった
- 時間を置いて触るとしばらく反応しないのがネガティブ(PC側の青歯の問題?)
- BenQ 31インチモニター
- 元々24インチディスプレイだったWindowsマシンの入れ替え用
- Switchとかもこのディスプレイで遊んでいるが、大きくて良い
最後に草。 やはり大幅に減っている。(主に趣味プロダクトのコミット数が減っている)